北海道大学看護学のホームページにお越しいただき、ありがとうございます。

 北海道大学における看護教育は、1920年から看護法講習から始まり、今日までにおよそ100年の歴史と伝統を繋いで現在に至ります。2003年からは、医学部保健学科看護学専攻として、2008年からは保健科学院が設置されました。

  近年の医療や看護を取り巻く状況の大きな変化により、個人や社会のニーズはますます複雑になり、その課題解決のために看護職の責務はより重要なものになっています。看護職は、人の生命の誕生から死を迎えるまでの生涯にわたって、全人的にその人を理解し健康と生活を支援します。看護の対象は、個人、家族、集団、コミュニティと幅広く、専門的知識と高い倫理観、そして高い看護実践能力が求められます。そのために、医学部看護学専攻では、高度な専門職人の素養を備え、医療専門職人としてのリーダシップを発揮する人材育成を目指し、札幌および北海道内の高度医療施施設から地域の保健医療機関と連携しながら基礎教育を実施しています。同時に、研究活動と国際的な健康問題や活動も重視したカリキュラムを展開しています。

 大学院保健科学院では、人とその人々の暮らしという社会的側面と共に疾病、治療に関わる健康のニーズ解明や看護技術やケア構造、そして医療提供システムという要素を踏まえながら多角的検証していくための研究活動を行っています。また研究コースのみならず実践者養成コースでも、保健師・助産師・がん看護専門看護師を目指し多くの学生が学んでいます。

 私たちは、北海道大学の理念<全人教育><実学の重視><国際国際的視野を持った保健医療従事者の育成>そして、<フロンティアスピリッツを有した指導者・教育研究者の育成>のもとで、看護学を学ぶ熱意と行動力のある学生をお待ちしています。

 一緒に看護の発展に向けて北海道大学で看護を学び、北海道から発信しましょう。

北海道大学 医学部保健学科/大学院保健科学院/大学院保健科学研究院

看護学専攻主任 教授 鷲見 尚己