コースの紹介
本学における高度実践看護学(がん看護学)コースは、平成29年に日本看護系大学協議会より承認された「専門看護師(がん看護)」養成をめざす教育コースです。本コースでは、北海道大学内外の専門分野の医師やがん看護専門看護師を講師に迎え、授業を展開しています。また、総合大学である強みを活かし様々な分野の科目履修も可能です。
看護師として勤務しながら学ぶ社会人学生には、一人一人のキャリアプランや生活にあった履修計画を検討し、無理のない学習スケジュールで進めます。
ぜひ、北海道大学でがん看護専門看護師を目指してみませんか?
担当教官
- 教授 鷲見 尚己
教育内容
本コースでの授業内容の一部を紹介します。
がん看護専門看護師として習得すべきさまざまな科目があります。本コースでは、専門領域に“緩和ケア”を位置づけ、講義や演習、そして北海道内外で実施する臨地実習でより高度な看護実践力の習得を目指します。
授業科目の一部の紹介
- 臨床判断、看護アセスメントを行うための科学的根拠を習得する科目
がん看護学特論Ⅰ病態生理学、臨床薬理学、フィジカルアセスメント 等
- がん看護実践の基盤となる主要原理を学ぶ
看護教育学特論、看護倫理学特論、看護管理学特論、コンサルテーション特論、看護研究方法特論 等
- がん専門看護師としての看護実践の基盤について学び検討する科
がん看護学特論Ⅱ・Ⅲ、がん看護学演習、がん看護特論演習 等
- 臨地実習では、がん研有明病院、KKR札幌医療センター、札幌厚生病院、北海道がんセンター、北見赤十字病院などで実施します。
高度実践看護学実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
- 特定課題研究(修士論文)
修士課程の学生として、自らの研究課題を明らかにし、講義演習や実習の予定を考えながら研究計画を立案し、研究を実施します。
修士論文のテーマ
がん診療連携拠点病院に勤務する病棟看護師の認知症を有する高齢がん患者に対する看護実践の実態とその関連要因の検討
修了生の就職先
KKR札幌医療センター
学生の声
- 私は、北大病院でのがん看護経験を基に、がん看護専門看護師を目指すため修士課程高度実践看護学コースに進学しました。大学院は、理論と実践を結びつけることのできる学習の場であり、看護についてとことん考えることができました。看護研究は、苦手意識のある方も多いかもしれませんが、研究実績の豊富な教員の指導を受けながら、自分の関心分野を突き詰めることができると思います。
- 私は現在、病棟看護師としての勤務を続けながら通学しています。この専攻はがん看護分野の実践コースで、大学院での活動を日々の看護実践に直接還元できます。勤務との両立は大変ですが、教員の支援を受けながら、充実した環境で学ぶことができています。