多職種連携ハイブリッドシミュレータ“SCENARIO” と“ふりかえ朗”を設置しました。
8月24日に保健学科看護学実習室へ、多職種連携ハイブリッドシミュレータ“SCENARIO”(シナリオ)と“ふりかえ朗”が設置されました。これは、昨年度からの文部科学省「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業」において、中心となる導入設備となります。保健科学研究院HPお知らせ(2022年03月08日)
SCENARIOは28種類の患者シナリオが内蔵された多機能シミュレーターで、新たなシナリオを追加することもできます。血圧、脈拍、肺音、腸蠕動音など多くの生体反応を観察できるだけでなく、時間経過や看護ケアによってバイタルサインや症状を変化させることができます。このシミュレーターを使って実習さながらの臨場感の中、主体的に考えて行動し、看護ケアをトレーニングします。
一方、デブリーフィング&データ管理システム“ふりかえ朗”は、SCENARIOと連動して演習場面を録画し、学生の行動を記録するシステムです。これらをあわせて使うことで、より効果的なふり返りにつなげることが可能となります。
今後は、学生の習熟度にあわせて、北大看護学ならではのシナリオを考案、実用化していきたいです。また、学部生だけでなく、大学院生のフィジカルアセスメントトレーニングにも活用していく予定です。さらに、本事業によりすでに設置されている映像・音声機器と、シミュレータ等をネットワークで結び、遠隔実習や教材作成にも活用していきます。
早速、就職・進学を控えた4年生が体験して、感想を聞かせてくれました。
「これは、実習さながらの演習ができますね。」
「会話もできるのがすごい!」
「演習は健康な人同士だったので、観察結果にリアリティがあってとても良いです。」
今後の講義、演習での活躍が楽しみです!!