スタッフ

宮島 直子 准教授

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グループの紹介

21世紀は「こころの時代」と呼ばれ、様々な社会的変化の中でこころの健康の大切さが見直されて、社会的要請も高まっています。

そのような状況下で精神看護学グループは、人々の真の幸福とは何かを考え、こころの健康の保持、増進から精神障害の予防、リハビリテーションに関する、精神看護の貢献を追求しています。特に対象者の方に有効な精神看護を提供するための技術の開発と当事者や多職者との連携を強化したシステム作りを通して精神看護学の発展を目指しています。

教育内容

学士課程の教育では、精神の健康と精神障害についての基礎的知識を得て、精神看護の基本的な考え方と方法を看護学の観点から学びます。

  • 学士課程担当科目

精神看護学概論、精神看護学援助論、リハビリテーション看護、災害看護論、社会保障・福祉論、看護研究、精神看護学実習、他


修士課程の教育では、自らのリサーチクエスチョンの明確化から研究論文作成までの研究過程を通して、精神看護学の発展に貢献できる基礎的研究能力を修得します。

  • 修士課程担当科目

精神・脳科学看護学特論、精神・脳科学看護学演習、助産対人関係論、看護科学研究、実践看護研究


博士課程の教育では、精神看護に関する独自性の高い研究テーマに取組、看護学の発展に寄与する自立した研究者としての能力を獲得します。

  • 博士課程担当科目

実践看護科学特講、実践看護科学特講演習、看護科学特別研究

研究内容

  1. 精神看護技術の開発と効果に関する研究
  2. 看護職者のメンタルヘルスに関する研究
  3. 看護場面におけるコミュニケーション・チャンネルの研究
  4. 精神に障害がある人の発症前生活エピソードに関する質的研究

教育・研究活動

2024年3月6日~7日

第27回EAFONS(East Asian Forum of Nursing Scholars)が香港大学において開催されました。

足立華蓮さんと大村風歌さんが学部で取り組んだ研究を発表しました。左下が足立さんのポスター(The Reality and Perception of “Crying” among Japanese University Students)、右下が大村さんのポスター(Association between Instagram Viewing Content and Drive for Thinness among Female Medical College Students)です。学会へは足立さんが参加しました。中央の写真は、質問に応じている様子です。また、”Development and Trial Evaluation of a Small-Group Training  Program to Improve Nurses’ Interpersonal Skills Conducted in a Virtual Community”の経過報告もしました。


2024年1月23日


特別講義「医療観察法における入院患者の看護」(学部3年生)の授業風景
講師は、中泉晶子様(北海道大学病院 副看護部長)、船戸一基様(北海道大学病院附属司法精神医療センター看護師長)にも、ご参加いただきました。
医療観察法の概要から北海道大学病院附属司法精神医療センターについて、チーム医療の大切さ、看護師の責任や目指したい看護についてご講義いただきました。北海道で初めての司法精神医療センターというばかりではなく、指定入院医療機関を大学病院が運営することは全国で初めてであり、学生にとって大変貴重な学びの機会となりました。


2023年7月27日 

チェンマイ大学の教員など14名が来訪されました。


2022年度の精神看護研究ゼミの皆さん

研究課題「大学生『泣き』の実態と認識」と「医療系女子大学生におけるInstagramの閲覧内容と痩身願望の関連」は、卒業研究優秀賞を受賞しました。


2021年11月27日~12月18日

科学技術振興機構(JST)さくらサイエンスプログラムが採択され、上海交通大学医学院看護学院との交流プログラムを実施しました。 


2019年2月4日 

Dr.Patraporn Tungpunkom先生(Director of the Thailand Centre for Evidence Based Health Care: a JBI Excellence Center)が、システマティック レビューの特別講義を行ってくださいました。

出版物

第8章の医療場面におけるコミュニケーションを担当。

2023年8月10日刊行予定。